※ほかのEVGA X58シリーズもほぼ同じ設定方法です。BIOSバージョンにより若干設定方法が異なることがあります。またスペックによってはお買い上げのメモリに対応しない場合もあります。
X58マザーボードはメモリを取り付けるスロットが決められています。3枚の場合はDIMM_1、DIMM_3、DIMM_5に取り付けます。違うスロットでは起動しませんので、必ずマニュアルを確認の上、メモリの取り付けを行ってください。
EVGA X58 SLI LE製品概要
製品情報 | EVGA X58 SLI LE | |
最新BIOS入手先 | EVGA Downloadページ | |
チップセット | Intel X58 Express Chipset | |
BIOS | Award Software | |
メモリ電圧範囲 | 0.700V~3.390V | ほとんどのメモリに対応可能 |
CPU電圧範囲 | 1.00000V~1.60000V | |
メモリクロック設定 |
DDR3-800MHz | DDR3-1866以上の設定は、CPU・マザーボードの耐性で動作しないこともあります。 |
メモリタイミング設定 | 豊富なタイミング設定 |
【1】BIOS設定画面
PCの電源を入れて、ロゴスクリーンが表示されたときにDELキーを押してBIOSに入ります。
メモリの設定、オーバークロックの設定はFrequency/Voltage Controlで行います。
【2】メモリクロック設定
メモリクロックはMemory FeatureのMemory Frequencyで設定します。
※DDR3-1866、DDR3-2133の設定は、CPU・マザーボードの耐性で動作しないこともあります。
※DDR3-2000の設定はCPUのOCが必要です。BCLK 143設定でまず試してみてください。
【3】メモリ電圧設定
DIMM Voltageをメーカースペックに合わせて設定します。
【例】メモリスペック電圧1.65Vの場合
⇒["1.65V"]に設定してください。
【例】メモリスペック電圧1.5V~1.6Vの場合
⇒["1.50V"]~["1.60V"]のいずれかで設定。低めの電圧で安定しない場合は、[1.60V]を試してください。
【注意】Intel X58チップセットでは1.65Vより上の設定は推奨いたしません。メモリスペックが1.65Vより上の製品は、スペック電圧範囲で使用した場合の製品保証がありますが、メモリ以外のパーツ(マザーボードやCPUなど)への影響については保証できかねますので、ご注意ください。
【4】メモリタイミング設定
Memory Featureメニューでメモリタイミングの設定を行います。
セッティングするのは4項目で、
- tCL Setting
- tRCD Setting
- tRP Setting
- tRAS Setting
をメモリスペックに合わせて設定します。上からメモリスペックにあるタイミングの順番です。
メモリスペックが「9-9-9-24-2N」なら、以下のように設定します。
2NはCommand Rateで["2T"]と設定しますが、この値が指定されていないメモリの場合は初期設定のままご使用ください。
【5】メモリ設定以外の項目
必要に応じてCPU VcoreでCPU電圧を調整します。CPUをOCしていない場合は、初期設定の[Auto]のままでもかまいません。
【6】BIOSの変更を保存して再起動
[Save & Exit Setup]で設定を保存して再起動します。このメニューのショートカットキーは[F10]です。
【7】設定の確認
Windows起動後、CPU-Zなどのソフトでクロック・タイミングの設定を確認してください。
CPU-Zについて
CPUの詳細情報の表示や動作クロックをリアルタイムにチェックできるフリーソフトです。CPUIDのウェブサイトで無償配布されています。
配布元 URL:http://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html