※ほかのMSI P55シリーズもほぼ同じ設定方法です。BIOSバージョンにより若干設定方法が異なることがあります。またスペックによってはお買い上げのメモリに対応しない場合もあります。
MSI P55-GD80製品概要
製品情報 | MSI P55-GD80 | |
最新BIOS入手先 | MSI Downloadページ | |
チップセット | Intel P55 chipset | |
BIOS | Award Software | |
メモリ電圧範囲 | 0.930V~2.430V | ほとんどのメモリに対応可能 |
CPU電圧範囲 | 0.90000V~2.10000V | |
メモリクロック設定 |
※Core i7使用時 ※Core i5/i3使用時 ※Pentium G使用時 |
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メモリタイミング設定 | 豊富なタイミング設定 |
【1】BIOS設定画面
PCの電源を入れて、ロゴスクリーンが表示されたときにDELキーを押してBIOSに入ります。
CPU、メモリの設定はすべてCell Menuで行います。
【2】メモリクロック設定
メモリクロックはCell MenuのMemory Ratioで設定します。
設定する値は使用しているCPUによって異なります。以下はCPU別のDRAM Frequency設定例です。なお、Core i7 シリーズはDDR3-1600、Core i5/i3シリーズはDDR3-1333、Pentium GシリーズはDDR3-1066までのサポートとなっており、それ以上のメモリクロックを設定するためにはベースクロック(BCLK)をオーバークロックする必要があります。
【注意】Intel P55チップセットの仕様ではDDR3-1333までの対応となっていますが、このマザーボードはメーカー独自の機能でハイクロックメモリに対応しています。BCLK 180を超える設定は、CPU、チップセットなどの電圧調整が必要となることもあり、必ずしも安定動作するとは限りませんのでご注意ください。
【3】メモリ電圧設定
DRAM Voltage(V)をメーカースペックに合わせて設定します。
【例】メモリスペック電圧1.5Vの場合
⇒["1.50V"]に設定してください。
【例】メモリスペック電圧1.5V~1.6Vの場合
⇒["1.50V"]のいずれかで設定。低めの電圧で安定しない場合は、[1.60V]を試してください。
【注意】Intel P55チップセットでは1.65Vより上の設定は推奨いたしません。メモリスペックが1.65Vより上の製品は、スペック電圧範囲で使用した場合の製品保証がありますが、メモリ以外のパーツ(マザーボードやCPUなど)への影響については保証できかねますので、ご注意ください。
【4】メモリタイミング設定
DRAM Timing Modeを[Manual]にすると、Advanced DRAM Configurationにタイミング設定のメニューが表示されます。
セッティングするのは4項目で、
- CH1/2 CAS Latency(CL)
- CH1/2 tRCD
- CH1/2 tRP
- CH1/2 tRAS
をメモリスペックに合わせて設定してください。上からメモリスペックにあるタイミングの順番です。
メモリスペックが「9-9-9-24-2N」なら、以下のように設定します。
2NはCH1/2 1T/2TMemory Timingで[2]と設定しますが、この値が指定されていないメモリの場合は初期設定のままご使用ください。
このマザーボードはデュアルチャンネル動作の場合、2か所タイミング設定が必要になり、Channel 1/Channel 2それぞれタイミング設定を行います。
【5】メモリ設定以外の項目
必要に応じてCPU Voltage(V)でCPU電圧を調整します。CPUをOCしていない場合は、初期設定の[Auto]のままでもかまいません。
【6】BIOSの変更を保存して再起動
Save & Exit Setupで設定を保存して再起動します。このメニューのショートカットキーは[F10]です。
【7】設定の確認
Windows起動後、CPU-Zなどのソフトでクロック・タイミングの設定を確認してください。
CPU-Zについて
CPUの詳細情報の表示や動作クロックをリアルタイムにチェックできるフリーソフトです。CPUIDのウェブサイトで無償配布されています。
配布元 URL:http://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html